警備活用コラム

街でよく見かける交通誘導警備とは?業務内容について徹底解説

警備といえば道路工事や建設現場の前で働く「交通誘導警備」のイメージをされる方も多いのではないでしょうか?本記事では交通誘導警備員が実際どんな業務内容なのか、働いている警備員の目線からどんなメリットがあるのか、実際にどんな業務を行うのか、警備員の働き方を詳しく知らない方にも分かりやすく解説していきます!

 

目次

交通誘導警備業務とは?

 

交通誘導警備業務とは公道や工事現場、また商業施設などで、車両や歩行者の方を誘導し交通を円滑に進める業務です。交通誘導警備員の仕事は警備業法上で「2号警備」に分類さており、「人若しくは車両の雑踏する場所又はこれらの通行に危険のある場所における負傷等の事故の発生を警戒し、防止する業務」ということが定義付けられています。

交通誘導警備があることで事故や渋滞などのトラブルを未然に防ぐことができるのです。道路や建設現場など様々な場所で行う業務ですので、現場によって少し業務内容が変わります。

 

道路での交通誘導警備業務

道路で行われる工事の際に交通誘導を行います。「道路全体を通行止めする場合」では通行止め区間に進入してくる車を停止させ、迂回路へと誘導します。

「片側通行の場合」の業務としては道路に進入してくる車を交互に停止させ渋滞にならないようスムーズに進行を誘導させます。道路工事は交通量の少ない夜間に行われるケースが多いため、夜勤業務になることも少なくありません。

 

工事現場の交通誘導警備業務

工事現場では歩行者や車両に対して誘導を行うのはもちろんのこと、現場の敷地内でも活躍します。重機や資材を乗せた車両はバック誘導が欠かせません。そんな時に警備員が活躍するのです。死角に人や車がないか安全確認をした上で車両を誘導します。

商業施設の交通誘導警備

商業施設では人出だけでなく、駐車場の出入りも多いため、商業施設と外を繋ぐための交通誘導を行い、街の交通を円滑に進めます。歩行者の安全確保のための誘導として、駐車場に出入りする車を停止させ、歩行者の安全を確保する必要があります。また駐車場内では安全に駐車できるよう誘導したり、満車の場合には看板を掲げるなどして配慮を行います。

交通誘導警備のメリット

ここからは、警備員として働く側の目線で交通誘導警備業務に従事するメリットをご紹介していきます。

 

  1. 日給が高い

警備会社にもよりますが8時間働いた場合の相場では、日勤で8000〜11000円、夜勤では9000〜13000円ほどと言われています。これを見るとあまり高くないのでは?と感じる方もいるかと思いますが、交通誘導警備業務の場合は仕事が早く終わる場合が多々あるのです。理由としては交通誘導警備の現場となる工事現場では、工事をする際に警察への申請が必要であり、申請した時間以上の作業を行うことができないため予定よりも早く終わることが多くなるのです。工事が規定の時間よりも早く終わることにより、警備もそれに伴って業務終了となるため、短時間での高収入が見込めるのです。

 

  1. どんな人でも始めやすい

警備業法という法律により、「18歳以上かつ高校生不可」という決まりはありますが、それさえクリアしていれば世代や性別に関係なく業務に携わることができます。ですからW(ダブル)ワークや定年後の職として人気があります。警備会社側からしてもミドルシニア層の方々は若年層よりも社会経験が豊富でありマナーを備えているなどの魅力を理解しているため需要があるのです。

 

交通誘導警備のデメリット

  • 現場がよく変わる

道路工事や工事現場での勤務が多いため、常に同じ現場で勤務をすることが難しいのです。警備会社が請け負っている現場の中から紹介されるという流れであるため毎度現場が変わる可能性も0ではないため、それぞれの現場で対応していく力が必要になります。

 

  • 気候によって影響を受ける

屋外の現場、特に工事現場などでは、雨天等で作業が進められないと判断された場合、現場の作業は行われず休みになる場合があります。それに伴い警備をする必要もなくなるため、仕事が休みになります。そうした場合、「稼ぎたかったのに予定よりも稼げなかった」などという問題が出てきます。また厳寒地であれば冬場の業務、暖かい地域だと酷暑の業務と、体力的な厳しさがあるため自分自身で体調管理をすることが大切になってきます。

 

未経験の方でも取り組める現場

交通誘導警備業務は警備業界で一番多い警備業務になります。そのため初めての警備業務で交通誘導警備業務を行うことが多くなります。みんな最初は未経験ですし、経験豊富な先輩もたくさんいるので初めての方でも挑戦しやすい警備業務です。警備会社によって請け負う警備区分が違うこともありますので、会社選びの際はどんな警備業務に携わりたいのか、そこの会社は自分がやりたい業務とマッチしているのかリサーチする必要があります。デルマーセキュリティ では今日紹介した交通誘導警備業務以外に、同じ二号業務である雑踏警備業務と、1号業務に区分される施設警備業務を行っています。一緒に街の安全を守ってみませんか? 現在、新規採用を大募集中です!

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